四季の便り 第1号(平成14年6月)

2021年10月1日

季節の花

アジサイ【紫陽花】元気な女性・辛抱強い愛情・移り気・高慢・無情・冷淡・自慢家・愛情

昔の呼名は、あずさい。「あず」は集ること、「さ」は真、「い」は藍を省略したもので、「集真藍」。藍色の花が集った様子をよく表した名前です。ユキノシタ科の落葉低木。挿し木で増やします。植え付けは極寒期を除く11~3月。日当りと排水がよく、腐植質を多く含んだ肥沃な所を好みます。開花期は6~月。酸性土では花が青色、アルカリ土では赤色になる珍しい性質を持っています。花芽は新しく伸びた枝の先端に10月ごろ形成されるので、剪定は8月ごろまでに行います。

住まいと健康

はじめに

住宅は、四季の厳しい気象条件のもので長期にわたって使われるもので、住まい方、手入のしかたで寿命が長くも短くもなります。皆様は、これまでのご経験を活かし、適切なお手入をして頂いているものと存じますが、その参考となるよう、特に注意して頂きたい事柄をまとめました。この「住まいと健康」のコーナーで、毎号シリーズとしてお届け致します。

日常の安全に関する注意事項(1)

住まいは、家族のくつろぎの場ですから最も安全でなければなりません。しかし現実には住宅内での事故は多く、大けがをしたり、時には火災や死亡事故につながることもあります。
このような事故を避けるために、住まいの安全について特にご注意いただきたい事項をまとめました。

火災
■電気・ガスの設備機器は、説明書をよく読んでこまめに点検して下さい。
■家庭用消火器はわかりやすい場所に設置して下さい。
■コンセントのほこり、長時間の差しっぱなしは、火災の原因になります。


ガス(火災・中毒)
■ガス器具使用時の換気・消し忘れなどにご注意下さい。
■ガスの引き込み管の埋設位置は必ず確認して下さい。


車庫(一酸化中毒)
■閉鎖型車庫(住宅に取り込まれた車庫)では、車のエンジンの始動時やアイドリング中に発生した一酸化炭素(CO)が充満しやすく、中毒を引き起こすおそれがありますので、必ず入り口を開放し、換気が十分行われる状態にして下さい。また、住宅内部とつながるドアや窓は必ず閉めて住宅内部に一酸化炭素等の有毒ガスが入り込まないようにして下さい。

バルコニー(転落など)
■落下・転落の事故の多いところです。手すりのそばで子供が遊んだりしないように注意して下さい。また、踏み台になるようなものは置かないで下さい。
■鉢物、フラワーボックスや物置等の重量物を設置しないで下さい。重さに耐えられなかったり何かのはずみで落下することもあり、大変危険です。


換気と除湿でカビシャットアウト!
カビの発生を防ぐには、室内の換気と除湿の徹底が一番。除湿にはエアコンの除湿運転が最適ですが、エアコンはホコリと水滴でカビの発生源になりやすいので注意が必要です。こまめに清掃するのと、使用時には、始動時と停止時にそれぞれ数分ずつ送風運転すると良いでしょう。


●始動時に30分程送風運転でカビの胞子を飛ばし、開放した窓から外へ出す


●止める前も送風運転に切り替え、内部にたまった水滴を乾燥させる


●浴室使用後は、カビの栄養源になる石鹸かすなどをお湯で洗い流す


●雨の日は外の方が湿度が高いので、窓開けや換気はしない

住考会の提案

大理石
キッチンパネルの替りに本物の大理石を使ってみました。住考会では、建物の随所に本物の素材を使用しています。これはその一例です。

季節の点検

梅雨時の注意
湿度・温度がともに高くなる梅雨時はとくに注意が必要です。住まいの点検をしてみましょう。

押入
乾燥剤や防カビシートを入れたり、スノコを敷いておくと良いですね。晴れた日には少し開けておくのも良い方法。

家具
家具と壁の間は、できれば5cm~10cm開けるのがベスト。家具の裏側に断熱材を張るのも結露防止に役立ちます。


畳とじゅうたんの二重敷きはしていませんか?お菓子をこぼしたり、濡らしたりしたらすぐにふき取りましょう。