四季の便り 第79号(2021年12月)

季節の花

スイセン(水仙) ヒガンバナ科スイセン属

スイセンはチューリップに先駆け、早春の光と風の中にまばゆい黄金色の花びらを揺らし、春の庭にはなくてはならない花です。花色は黄色や白色が主体で、チューリップやヒヤシンスと比べると多彩さに欠けますが、長い茎の先にうつむいたような、どこか儚げな一面をもった魅力的な花を咲かせます。
 ヨーロッパにおける人とスイセンとのかかわりは古く、紀元前800年にはホメロスにより詩に詠まれ、栽培も古くから行われました。また、改良の歴史は100年を超え、2万を超える品種が作られています。

四季のコラム

桐の特徴

 神崎工務店では、内装材や家具に“桐材”を多用しています。防虫効果や調湿効果・断熱効果だけでなく、肌触りの良さを期待して、適所に使用しています。桐の特徴についてご案内します。


軽い

 タンス類に用いられる広葉樹の中で、桐は比重(気乾比重)が0.29と、ケヤキの0.62、アカガシの0.92よりもダントツに軽いことがわかります。その軽さは日本で産出される木の中でも最小です。昔はタンスの両側面の上に四角形の鉄輪をし、そこに棹を差し込み肩にかついで移動したといい、持ち運びに最適だったと思います。他にも、例えば化粧箱や長火鉢など持ち運びをする指物にも桐は多用されています。


寸法が狂いにくい

 桐は、寸法変化が少ない材料です。それはなぜでしょうか。桐は、密度が小さいという特徴があります。木材において密度が小さいのは、体積中の実質の部分が少なく空隙が多いということです。伸び縮みするのは実質の部分なので、その実質が少ないということが、寸法が狂いにくいという理由です。


燃えにくい

 桐には、高い断熱性能があります。火災の後に、焦げたタンスのなかで無傷で残った着物の話を聞いたことがある人は多いでしょう。これには、密度が小さく、早材、晩材の区別が明確でない点が関係しています。ヒノキのように早材、晩材がはっきりしている木材と比べると、桐は空隙が多く、均一な材質で、熱伝導のムラが少ないといえます。


柔らかい

 柔らかい材質である桐ですが、下駄にもよく使用されているのはどういうわけでしょうか。今の様に道路が舗装されていない時、桐の下駄を履いて出るとすぐに砂利が下駄の歯にめり込みます。それがビッシリと下駄の歯の裏面を埋めると馬の蹄鉄のような役割を果たし、下駄の減りを少なくさせます。皮膚に触れる部分は柔らかくほどよい弾力性があり、気持の良いものです。

 このような桐の性能を考えると住宅の壁材や床材に使用しない手はありません。狂いが少なく、断熱性能も高く、肌触りが良く、転んだりぶつかったりした時の安全性が高い桐を贅沢に使用してみてはいかがでしょうか。

神崎のお気に入り

ランチもおススメ 焼肉の田口

厚木市民なら誰もが知る精肉店「肉の田口」さんの直営店。やはり肉屋さんがやっているだけあって、肉そのものが楽しめるという点でほかの焼肉屋さんよりも頭一つ抜けていますね。名物のとん漬やシロコロを食べるなら外せないお店です。初めての方はランチ(1000円程で結構ボリュームあります)をおススメします!